こんにちは、みっちです。
こちらの画像は、あくまでイメージです。実際とは無関係であることを初めにお断りしておきます。
さて。
先日、名古屋と三重を中心に活動する「The Grace」のワークショップに参加してきました。
The Graceのワークショップには、以前にも何度か参加させてもらっていて、今回は約1年ぶり。
去年、わたしが所属する「こころの木」との合同合宿以来です。
The Graceには、プレイバックシアターのスクールの同期生がいて、何かと氣になる存在だったりします。グループでの取り組みや、目指しているものなど、時折参考にさせてもらっています。
今回、「うわぁ…こりゃ凄い…」と感じたのは、演技の深み。
The Graceは、劇団創設後、割と早い段階からセリフなしの表現を追及していて、身体の動きや表情、目の動きなど、細かな感情表現を得意とするグループです。また、その場のエネルギーを感じとって奏でられる音楽も素晴らしく、一種独特の雰囲気があって、個人的に大好きな劇団なのです。
人前で何かを演じるって、本当に勇気のいることだとわたしは感じているのですが、そういった自我を一旦傍に置いて、その時感じたものに忠実に従って表現する…という感じをこれまで以上に自然にやっている。
プレイバックシアターでアクターをする時、よく「容れ物になる」という表現が使われます。
テラーのお話しを伺っている時、あれこれを演技プランを考えたり、想定したりしていたとしても、コンダクターが「見てみましょう」と開幕の合図を送ったら、そういう思考はすべて捨てて、当てられた役がある場合は、その役の氣持ちに、役がなくても、その場に必要と思われる何かの役の氣持ちになりきって、ただただ、語ってくれた人の為に演じ、表現することを目指すのです。
その際、自我ではない、何かの感覚がやってくるのを受け入れ、素直に、身体が動くままに表現していく。感覚の容れ物として。
まるで、シャーマンのように。
アクターのその感覚が極まると、自然と癒しのエネルギーがその場に溢れることがあります。
今回参加したThe Graceのワークショップでは、そんな場面に出会うことができました。
そこには、テラーの氣持ちにどこまでも寄り添い、何を感じていたのかを精一杯表現しようとする真摯な姿勢がありました。
それは、演技の深みとなって現れ、観ているわたし達を圧倒するようなエネルギーが押し寄せ、解放されていきました。
語られた物語を即興で表す手法をストーリーと呼ぶのですが、そのストーリーが終わっても、展開された世界観、現れたエネルギーに圧倒されたまま、心地よく夢幻の世界に浸ることができました。
The Graceのワークショップに参加するといつも、その真剣な姿勢に頭が下がる思いです。
相手を大切に想い、寄り添う感覚は、何気ないのだけれど。
何気ないからこそ、知らないうちに深く沁み渡っているようにも感じます。
当日、午後からのワークショップ前に、みんなでランチをいただきました。
名古屋にきたら、あんかけスパ!と思っていたところ、エビフライまでついたメニューがあり、大満足でした♬
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