ちょっと古い写真で恐縮ですが…。
プレイバックシアターをベースにしたコミュニティグループ「こころの木」が、小学校でワークショップをした時のものです。
これは、動く彫刻というショートフォーム。
観客から、ちょっとした氣持ち(〜が嬉しかったとか、〜で悔しかったとか、短い語りのもの)を伺って、繰り返しの動きとセリフで、その時の氣持ちを表現する手法です。
「楽しい」という感覚ひとつとっても、どう楽しいのか、何が楽しいのか、なぜ楽しいのか、彫刻でそれらが現されると、子ども達の目がキラキラ輝いていたのが印象的でした。
「楽しいをいろんな表現で言っていて、凄いなと思った」という感想、とても嬉しかったです。
いろんな表現があるってことを体感してもらえて、それを現してもいいって感じてもらえたのなら、余計に嬉しいです。
ワークショップでは、子ども達も、氣持ちを表現する「動く彫刻」にチャレンジしました。
照れちゃう子がほとんどでしたが、思い切って表現できた時の満足氣な笑顔、勇氣を振り絞って表現した後の達成感に満ちた、やめられない面白さを実感しちゃった表情など、ぱぁっと輝く様子があちこちで見られました。
今、自分が感じている氣持ちを信じていいんだよ。
感じたことを落ち着いて伝えれば、相手もわかるんだよ。
いろんな感覚があって、誰かと同じでも違っても、それでいいんだよ。
そんな想いで臨んだワークショップ。
その後、担任の先生から、
「ケンカになった時、プレイバックシアターの体験を思い出して」と声を掛けると、子ども達は「あ!」と氣づいて、なぜ怒ったのか、何がイヤだったのかなどをお互いに伝え合い、分かり合おうとするんです。
と、お話しを伺い、大感激でした。
学校生活に、取り入れてもらえている!
日々の暮らしの中に、人生を紡ぐ中に、プレイバックシアターが在ると感じます。
プレイバックシアターは、人生そのものなんだと。
子ども達が、そういう感覚を少しでも受け取ってくれて、それを担任の先生が認めていることを感謝しています。
またどこかで、ワークショップできるといいな…。
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