プレイバックシアターのお稽古で、大好きなもののひとつに、ミラーリングがあります。
ペアを組んで、お互いの目だけを見て、お互いのエネルギーを感じながら、お互いの動きを感じて真似をしていきます。
相手の目だけを見ていますから、手が動くのか、足が動くのか、はたまたしゃがむのか、伸び上がるのか、まったく予想がつきません。
相手の目を見つめ、自分の目を見つめられているうちに、不思議な繋がりが生まれて、相手がどう動くのか、動きたいと感じているのかを感じ取っている自分に氣づきます。
知覚を磨くお稽古。だと思っています。
一点だけを見つめているとはいえ、170度〜180度(人によってはそれ以上)ある視野を使いこなす練習でもあります。
わたし達の目は、見えるものすべてをキャッチするそうです。
それらをすべて記憶する能力も。
あまりの膨大な情報量を処理するには、莫大なエネルギーが必要になるので、今、必要とする情報に特化して処理していくので、見えているけど見ていない、もしくは、見てるけど記憶していない、ということが起こります。
ミラーリングをすると、脳内の無意識な情報処理に、ちょっとだけ意識を向けられるようになるので、「あ、こんなものも見えるんだ」という発見があったり、「わたしの動き、よく捉えてるな〜」という驚きがあったりします。
更に、「完璧なシンクロ!」と、相手との強い繋がりを体感することもあります。
シンクロが始まると、思い切った動きや表情も、お互いスムーズに真似っこできて、軽やかになってきます。
そうなると、本当に楽しい🎶
お腹の底から、楽しい🎶🎶
あまりに楽しくて、シンクロしたまま踊り出すことも。
感覚を共有して、楽しむ。
イレギュラーなことも、お互いに受け入れて、認め合い、また楽しむ。
プレイバックシアターが大切にしている感覚が、ここにもあります。
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